第7話 「空挺部隊ファーヴニル」制作裏話ー続き
やらかしました(>_<) 昨晩は日付チェンジ間際に寝落ちしてしまい、気がついたら0時10分。毎日フルに更新して500リワードゲットだぜ、なんて捕らぬ狸をするもんじゃありませんね。考えてみれば予約投稿もできるわけですから……もっと頭使えよって話ですね。締め切りが迫った中で執筆する緊迫感を楽しんでいた私がアホでした😂
■スチームパンクの世界観が悪さをしまくった
さあ、お楽しみの「空挺部隊ファーヴニル」です。これですね、制作途中に作者の朝吹さんとやり取りをさせていただいたのですけど、最初にスチームパンクという設定縛りを入れてしまったものですから、さあ大変。
空挺部隊が使用する滑空デバイス、これが「イカロス」という通称があるように、たぶん朝吹さんのイメージでは鳥の羽なんですよ。それがスチームパンク設定のおかげで、羽が無骨な金属フレームになるわ、見た目がコウモリの羽だわ、もう兵士が空飛ぶ悪魔にしか見えません。たまたま小説でも少女が兵士を「悪魔」呼ばわりする箇所があるんですが、きっとその悪魔は見た目の悪魔を意味していないハズ。
また、空挺部隊の母艦を私の思い付きで飛行船にしたんです。あの鈍重で圧迫感のある機体が夜空に浮かんでいる光景って、攻撃を受ける側からすればイヤだなと。しかも、その巨体が何らかのスチームパンクなナゾ技術で守られていて、高射砲が全然当たらないのですよ。当たらないから上空から地上に向けて悠然と強烈なサーチライトを照射したりする(そんなことは小説に書いてないし、キャプションでも説明していない)。そんなものが、毎夜毎夜空襲にやって来たらさぞかしストレスだろうなぁ、と。以上、説明しないと伝わらない裏設定でした。SF好きなら分かるよね?
■少女の義手義足が痛々しい😭
小説の冒頭で兵士が助けた少女、ツンデレでまったく可愛げがないのですけれど、空襲によって片手片足を失ってしまうのですね。このため義手義足になります。ストーリー的には伏線の一つで重要アイテムなのですが、これを描画した結果を見て、私は驚きました。
まるであのC3POのようではないですか。真鍮色の見るからに重そうな義肢です。例えるなら中世の騎士が身に着けたプレートアーマーのような……それもこれも私がスチームパンク設定にしてしまったことがいけないのです。
さらに、少女が兵士に何度もメールを送り付けてくるシーンがありまして、それぞれに小説で描写されていない情景を考えてつけています。一つが植物を植えているシーン、プレートアーマーのような無骨な左手におそらく花の双葉を乗せて、こちらに示しているシーン。これは戦争被災者と生命の芽吹きの対比のように、お好きなように読み取っていただければ幸いです。
問題は次のピアノを弾いているシーン。少女はやや眉をしかめながら、重そうな左手を鍵盤の高さまで持ちあげ、ピアノを弾こうとしています。あるいは思うように動かない手を操って、弾いている途中なのかも知れません。この絵を見て、少なからず心が痛みました。絵のバックで流れている曲のピアノをこの少女が頑張って弾いているようにすら見えてきます。自分で演出・生成している絵で泣けると思わなかった……。
これ以上はムリだと判断したので、勝手ながら、以降、義手義足を描かないことにさせていただきました。小説の中でも見た目で義肢と分からないようになる描写がありましたので、これをありがたく取り入れさせていただいてます。
■画像ごとに顔が変わる
この問題は生成AIの弱点でもありますので、仕方ないとあきらめるか、なんとか解決方法はないかと模索するかです。
小説から作曲プロジェクトも回を重ねるごとにノウハウを身に着け、少しづつではありますがキャラを安定させられるようになりつつあります(現在進行形)。このファーヴニルの頃は、残念なことにまだ安定していません。兵士が若者になったり、額にシワ寄せた渋いオッサンになったり😂 その辺りは慈愛たっぷりの心の眼で補正して見てやってください。
明日は「漂泊の剣」麻生 凪さんを予定しています。寝落ちしなければ😆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます