服装編⑥ アンサー?

『葬送のフリーレン』で、ヒンメルの詰襟っぽい服装があるじゃないですか。前開きの服を、タブみたいな紐で止める感じの。

 あれ、中世ヨーロッパのイメージがあるけど、中世ヨーロッパの服装を調べても似たようなものが見つからないなーってずっと思っていたんですよ。

 でもこの間、『ハプスブルク家の華麗なる受難』で、ヒンメルと似た服装を着ていたので、「あれー?」となっています。

 あれはファンタジー描写なのか本当にあったのか。誰か教えて欲しい。


 というわけで、とりあえず軍服であの紐で結ぶみたいな服はなんなのか調べてみました。



「ナポレオン・ジャケット」

ナポレオンが着た軍服をイメージしたもの。

ボタンが縦二列に並んでいるものをさす。イメージとしては金糸での装飾がされていることもある。


「ブランデンブルク飾り」

軍服等の前開きにつける平行に並んだ金糸のボタン留め。



 時輪めぐる様、薄井氷様からも「ブランデンブルク飾りでは?」と回答をいただきました。ありがとうございます!

 ちなみに幸まる様から「飾緒では?」とコメントをいただきましたが、あれは「片肩から胸元にかけて吊るされている」ものなので……すみません、多分「前身頃に横並列に並んだ飾り紐」みたいな説明をしたら伝わったかも。

 Wikipedia「Brandebourg (couture)」によると、ブランデンブルクというのは、ドイツの都市からつけられているようです。それ以上はなんもわからなかった。

 一体いつ頃からこの飾りはあるのか。他の地域にもあるのか。そう思い、ひたすら調べてみました。



「ドルマン(Dolman)」

トルコ語で「ドレス」という意味。今だと袖繰りが広くなっているものをさすが、19世紀は将校や軽騎兵によって広く着用されていた、飾り紐(galon)で装飾された軍服だった。最大18本あったらしい。


「アッティラ服」

オーストリア・ハンガリー帝国の軍服。ドルマンの進化系で、ドルマンより着やすく地味になったらしい(紐も五列になった)。引き続きドルマンとも呼ばれた。

見た目から、「肋骨のような服」とも表現される。

袖にあった金糸の刺繍(ハンガリー結び)は階級を表していたとか。


 やっぱり19世紀ぐらい……でしょうか。

 とにかくこの時代、「フロッグ・ボタン(frog button)」が軍服だけじゃなく、どこでも流行っていたみたいです。


「フロッグ・ボタン(frog button)」

チャイナボタンから流行った装飾的な結び目のボタン。17~19世紀に流行る。


 でもなー、わたしが知りたいのはヒンメルみたいなタブボタン的なもので、華美な装飾ボタンはちょっと違うんだよなー。

 というわけで、誰かわかったら教えて欲しいです!


 

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