髪型(中華)編 アンサー?
あまり小説の中華エンタメを読んでないからかもしれないんですが、地の文で髪型の名前を見たことがありません。
最近古代中国の服装(特に唐代)の本が出てきましたが、髪型の名前がついた本はなかなか見つからず。
そもそも、髪型の本自体を見つけたことがありません。前回もインターネットだよりでした。
髪型図鑑とか、絶対需要あるのにな……。
そんなわけで、「古代中国 髪型 女性」「織姫 髪型 女性」で調べて出てきた候補がこちらです。
「
頭頂部に二つ輪っかを作った髪型。「天に届くほど高い」髪型で、仙女の髪型として有名。漢時代から存在していると言われる。
pixiv百科事典によると、『彩雲国物語』の紅秀麗、『マギ』の練紅玉の髪型がこれにあたると書いてある。また、今回のお題のように、一部だけを輪状に結い上げ、あとの髪は下ろしたり一つ結びにしているイラストが掲載されている。
「
二つの輪状、または半輪状にした髪型。
未婚の女性の髪型。別名「
百度百科によると、種類が色々あり、高く結んだものを「双環高髻(簡体字:双环高髻)」と言ったり、仙人を見つめられるほど高いことから「双環望仙髻(簡体字:双环望仙髻)」と言ったりする。飛仙髻とどう違うんねん。
また、残りの髪を下ろすこともあったよう(「垂髾」)。
「
ツインお団子、またはみずらのように見える。前髪がある。未婚の女性の髪型。宋~明代流行。
「
ツインお団子の髪型。「丱」の形に似ているということで付けられたらしい。
前髪がある。男女問わず、未成年(14歳未満)の髪型。
中華の女の子と言ったらツインお団子に布をかぶせた髪型だが、あれは
「垂挂髻」
高い位置に蝶結びのような小さな二つの輪状を作り、その下に二つの大きな輪っかを下ろした髪型。
前髪がある。未成年(14歳未満)~未婚女性の髪型。
「
左右対称に大きな輪状やお団子をつくり、あとの髪を下ろした髪型。
前髪がある。未成年(14歳未満)~未婚女性の髪型。秦の時代からあるとか。
「
半分だけ結い上げて、残りを下ろした髪型のように見える。
「流蘇」はタッセルのような装飾品のこと。未婚女性の髪型。宋代に流行。
「
髪を二つの輪状に結い上げる。画像によっては残りを一つ結びにしているように見えるし、いくつかに分けて結んでいるようにも見えるし、下ろしているようにも見える。
一つ結びにして肩に垂らしたものは燕の尾に見えるから『燕尾』というらしいけど、どのあたりがそう見えるのかわからなかった。
未婚女性の髪型。漢代からある。
わかんねぇ――――!!(途中で投げました)
サイトをあれこれ探せば、同じものでも細部のアレンジが変わっていたり、かと思えば「飛仙髻」や「双環髻」のように同じように見える髪型が別のものとして扱われていたり。
丱髪は日本語版では「
見比べすぎてゲシュタルト崩壊が起きそうでした……。
日本語・簡体字両方置いておきますので、髪型が気になる方は画像検索してみてください。
個人的に一番似てるのは、「流蘇髻」か「垂鬟分肖髻」だと思いました。
しかし多くの人が「二つの輪っかがある髪」を総称して「飛仙髻」と呼んでるみたいなので、とりあえず今回は「飛仙髻」という結論にしておきます(気象予報士の穂川果音さんが七夕に結った髪型もそう言われてたし)。
中国語の説明としては、双環高髻の方が有り得そうだったんだけどね……。
誰か、誰か私に中国の髪型の本を作っていただけないでしょうか。あと「垂挂髻」とか日本語読み難しいやつあるのでふりがなください(『すいけいけい』って読むのだろうか)……。
ちなみに髪型の名前に着いている「
奈良時代の髪型も唐代の髪型を真似ているため、「高髻(高い位置でまとめた髪型)」や「双髻(飛仙髻のように二つの輪状を作ったもの)」という表記がされているようです。それなのにみずらは男性だけ。みずらかわいいのに。
ただ日本は平安時代から戦国時代になると垂髪(下ろし髪)の方が主流になりました。
……しかし垂挂髻やほとんど垂髪になった双平髻の輪っかも『髻』なら、中華ファンタジーでよく見る、「『犬夜叉』の桔梗の
ハープアップの上部をゆるく輪状に結ったやつとか。大正時代に流行ったといわれる「まがれいと」とか。いわゆるドーナツヘアと言われる三つ編みを輪状にしたやつとか。かわいくて好きです。髪の輪っかには夢とときめきがある。
中国語の説明では輪っかを作った髪を「環形髪髻」と表現されていました。
飛仙髻みたいに、上向きに輪っかを作る髪型って、一体どうやって作っていたのでしょうか。自力で立つのか、あるいはかためているのかな?
というわけで、maru様と薄井氷様、そして「双髻」と答えた幸まる様も正解……ということにします!!
ハッキリとしたアンサー、いつか欲しい!!
髪と言えば、古代中国の女性は15歳になると成人と見なされるのですが、その儀式に使われるのが
元々は髪をかきあげて髻をつくるための道具だったようですが、やがてかんざしのように使われたようです。
この儀式が終えると、女性は結婚してもいい年齢と見なされました。
今度懲りずにかんざしとか髪飾りとか調べてみたいです。
【今回の話に役に立ちそうな本】
柿沼 陽平『イラスト図解 中華後宮事典 中華風ファンタジー創作のための』河出出版社
(髪型の名前があると聞いて買いました。しかし答えになりそうな髪型は見つかりませんでした。家妓さんのその髪型の名前が知りたいんですけど)
左丘萌(著)、松春(絵)、黒田幸宏(翻訳)『古代中国服飾図鑑 唐代』翔泳社
(
杜康潤『孔明のヨメ。』芳文社(17巻2025年現在)
(笄の儀式についてこちらの11巻で知りました。三国志時代の風俗などよくわかります。ちなみに主人公の黄月英も盛装する時は半分だけ結った髻をしています。その髪型の名前を以下略)
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