きっと今夜、僕は夢を観る

流星未来

第1話 

布団で眠っている私の頭を押さえる人がいる

「知っている?君は僕から逃げられない。」

そう言い切った男は足音を立てずに部屋からそっと出ていった。


扉が音を立てて素早く閉まる


時計が音を刻み数分間が過ぎていく

助かったと私は台所へ音を立てずに走り切る

洗面台に顔を近づけて

今日飲んでしまった好きではないお酒を思い切り吐く

手で口を拭って息を整えて一気に思う

あいつは誰だろう知らないしどうでもいい。

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