このお話の内容は、タイトルからは想像できないと思います。たぶん。小さい子って、たまに手加減忘れる子がいますよね。それが何か?と思ったあなた。とにかく読んでみてください。無邪気とは。不条理とは。仁木ワールドにまんまとハマってしまいますよ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(130文字)
可愛らしいタイトルに騙されてはいけません。 「職業ドライバーの体験談」という、よく見かける設定の此方のお話、オチは決して甘くありません。 こちらに書かれているのは、「因縁」「呪物」などの、所謂ホラーアイテムによる恐怖ではありません。もっと根源的な、理屈とは真逆の場所にある感情をくすぐる……想像すると、その意味に気付くと、とんでもなく怖い……そんなお話です。 長いお話ではありません。その中に、ぎゅっと怖さの種が詰まっています。怖さを堪能したい方、是非。
何気ない会話から、最初はなーんだいたずらか…と思った矢先。いたずらでは済まされない犯行予告のような結末に、首の後ろがひやりとしました。じわじわくるホラーで読み応えがありました!
このタイトルだが子供は一切出てこない。ましてや、可愛いらしい話でもなく、只管に 気味の悪い話 だ。深夜の国道を行くトラックの運転手達の間では、或る程度に知られた話である らしい。まるで小さな子供の幼気な悪戯の様な怪異の出現は、次第にエスカレートしてそれは運転手の身を確実に危険に晒す。ゾウさんの次は、ワニさん。古参のドライバーが語る、この怪異の本当の恐ろしさ。遂に死人まで出る始末。 ワニさんの次は、多分 キリンさん。 キリンさんの次は、もう ない。