第4話 賭けし勝利の金冠

この世界観は、まだ見ぬ同士達が存在する。

同、烈火同、そして…

この、可憐なマドモアゼルバスタードも………?


-空-

「バカヤロウー ! ここは空の上だっての !速やかに降りてこいってんだよ !

このバカ女ー !」

ひどい言い様だが。

この女性、懲りない。

「イ・ヤ・ヨ」

ヘリの扉から今にも飛び降りようと言わんばかりに身を出し投げキッスを贈る。

この女性も、一応狩人のようだ。

対する者は、ポリスハンターだ。

「バカかって ! 落ちるっての !ちっくしょーーー!!!」

このポリスハンター。

風属性を司る。

空を飛べる為、ただいま、あのシーフハンターを捕獲すべく大空で追い駆けっこ。

…なんて。

「何故、追い駆けっこだ ! 」


あんな女の子、とっとと捕まえてやる。

あんな坊やは、適当に逃げてあげるわ。





「あら?」

なんとヘリが傾いてカーブを描いた。

危ない。

「いやーん」

「だ、だから、言ったのに…ッ 待ってろ、今たっ……ぐほぉ」

ポリスハンターの頭を踏んづけて、ハイジャンプしてきたのは雷属性ナイトハンターだ。

「いゃん。ありがとレイド~」

「マスカ。無茶しないんすよ。」


いや、無茶苦茶だ。


BOMB


レイドは腰ベルトからマグナムエイトを取り出しポリスハンターに投げた。

ヘリの操縦士は親指を立てて二人を見送った。

「GOOD LUCK!!」


「ぐっどらっく、ばいば~い」

「こちらも、無事を願うぜ」


レイドは背中に羽を咲かせました。

羽化です。


マスカを抱きかかえて閃光の如く相手と距離を離して逃げ切るとポリスハンターは畜生と地面を拳で叩いた。

「また、逃げられた…ッ…! 」





このように

世界は果てしなく広く、まだ見ぬ同志達が燦々とハントしている。

ハンターのなかでも、マスカとレイドのようなコンビも存在する。

彼もまた…

ポリスハンターのポリシア。

…彼女ら、逃げられたけど、これでもポリスハンター


「う、うるせぃ……………」


彼を祝福するかのように空から大量の$コイン$が降ってきたが、こんなものは要らんのだ。今さら返すなっての、おめーが返ってこい、シーフハンターのマスカ…(あと、レイドも)


ポリシアはしかたなく立ち上がり大翔を見上げました。

「あいつらをハントするには、もっと同志が必要だ。

同志が………」



そう、同志が………

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