推し語り ドル沼初落ちドタバタ記(JO1)

天猫 咲良(あまね さくら/改名)

前編 とっかかりは県民応援フラグ

 カクヨムさんが推しについて熱く語る場をもうけてくれたので、心置きなく書き綴ってみようと思う。

 ふっふっふ。(* ̄ー ̄)v


 ────とは言え、いきなり鉄をも溶かす烈火のごとき語りをされても困ると思うので(笑)、ゆるりといきます。え? 文章が独特? まぁまぁ逃げないで少しお付き合いください。


 タイトルにもある通り、私の推しは・・・・・・JO1です。☆きらっ

 ご存じでしょうか?

 聞いたことがあるような気がするという程度かな?

 最近、1人のメンバーが世間を騒がせてしまったので悪目立ちしてしまったかもしれない・・・・・・。


 世代や好きな音楽のジャンルでも知名度は変わってくるだろうと思います。まだまだJ組(社名変更のあった某プロダクションのグループをこうお呼びさせてもらってます)さんほど知名度はないと思うので、私の話で関心をもってもらえたら嬉しいです。


 では、私が初ドルオタ沼へ転がり足を突っ込んでしまったバタバタの話をどうぞ♪(笑ってもらえるかなぁ~ 苦笑)





■あなたはアイドルにはまったこと、ありますか?


 私はアイドルグループには全く関心がありませんでした。小・中・高・大・社会人、全てを通してアイドルにはまったことがなかった。


 ええ、J組さんは知ってましたよ。

 顔と名前がわかるくらいには。

 音楽番組、バラエティー、冠番組とあちこちで見かけるので自然と覚えました。それなりに好意的に見てました。人って馴染みがあると好感持ちやすいですからね。それでもキュンときた人物はいなくて、これまで私がキュンときたことがあるのはほとんどが俳優さんだった。


 J組の青年たちを馴染みのある近所の子を見るような感じで見てました。

 綺麗な顔だなとか可愛い子だなと思う人はもちろんいましたよ。でもなぜかときめかなかった。EXILEさん辺りにいたっては、やんちゃ系が苦手なのでスルー(ファンの皆様ごめんなさい)。


 そんな私がJO1にはまった!


 自分でも驚き!(@ ̄□ ̄@;)


 だって、2ヶ月を待たずしてFCに入会してましたから(笑)。





■ことの発端は某ローカル番組。


 土曜の夕方、のんびりテレビを見ていたらリモートで1人の青年が参加していた。時はまだコロナの渦中。アイドルグループのリーダーで沖縄県出身だという。


(なに!? アイドルグループのリーダーが県民だと!?)


 県民応援魂のフラグに風が吹きました。

 身を乗り出した私の目に写ったのは綺麗な顔立ちの青年。


(男なのに化粧してる・・・・・・(・・;))


 ジェンダーハラスメントと叩かれそうですが、化粧に興味がなく社会人のマナーとして化粧をしていた私には不思議に思えました。だって、化粧めんどくさいしべたつくし落とさないといけないしうっとうしい、しなくてもいいなら・・・・・・。


 こほん。(  ̄- ̄)




 新曲の宣伝で映像が流れると私の目に光が宿った。


 映像の切り替えが早く合間に入るダンス映像のきびきびとしていること!

 それまで見ていたJ組のパフォーマンスとは違う感じがした。(言っておくが良し悪しの問題ではない)

 少し力を抜いたJ組のパフォーマンスも余裕を感じて気軽に見られる感じが良いと思う。でも、JO1のシンクロと切れは私の好みに合ったのだ。


 番組が終わったあと試しにとYouTubeで検索をした。MVと共に楽しげな動画もいっぱいヒット。とりあえず番組内で紹介していた曲のMVから見てみる。


 曲は「Born To Be Wild 」

 とっかかりの第一声に耳が惹かれた。そして色とりどりの髪、声が重なるハーモニー。声色を揃えたようなJ組とは違ってかすれ声の子もいて耳が楽しい。

 補足させてもらうが、声音を合わせるのも統一感があってひとつの手法として良いと思ってる。統一感と個性の集結どちらがより好みかというだけの違いで、これも良し悪しではない。ただ私に限って言うならば、統一感のある歌声に慣れすぎててこちらが真新しく興味を惹いたんだと思う。


 そして、一番私の目を惹き付けたのはダンスだった。

 シンクロした動き、陣形を崩さず移動するさま。見ていて胸が熱くなって体がぞくぞくっと震えた。


「マーチングみたい!!」


 総毛立ち心が瞬時に熱くなった。

 その動きは私の琴線を震わせたのだ。


 PVがあることに気づきMVに続いてすぐにPVに手を出した。

 PV(パフォーマンス動画)を見たら武者震いに加えて涙まで出てきた。彼らがどれほど練習に時間を費やしたかと心が熱くなった。(嗚呼、書きながらまた涙が・・・・・・ぐすん)


 中学の頃、私は吹奏楽部でマーチングをしていた。

 PVを見る私の脳内に過去の記憶がはらはらと紐解かれていって、遅くまで練習に励んだ日々が体感をもって溢れた。


 日が落ちたグラウンド。

 繰り返される動きのチェック。

 太陽に照らされて汗をかきながら道路をパレードした日。

 パフォーマンス終わりの一瞬の静寂、そして沢山の拍手。


 楽器を吹きながら隊列を組み様々に造形を変えながらパッパとシンクロしていくマーチング。足先の向きから膝を上げる高さ、歩幅、下ろした腕の指先まで統一された動き。曲に合わせて動くだけじゃなく隊列をピタリと揃えるのは並大抵の練習ではない。


 練習の日々が彼らの動きに重なって、もう目はうるうる。


 リーダーが県民だから応援してみようなんて気持ちはもうどこぞに飛んでいってしまっていた。その後は次から次へと動画を見まくった。あれこれ見た挙げ句に公式YouTube登録!

 メンバーの名前を確認し出身地、年齢をチェック。そしてプロデュース101を知る。その頃にはTwitter(X)の公式も登録。

 視聴者参加型のその番組では、サバイバルゲームのようにデビューさせたいと推された11人だけが残った。


「與那城奨は投票総数で11番目だったのか、ギリギリだったんだな」


 メンバーは11人。24歳はアイドルとして大人すぎる年齢。もともと判官贔屓はんがんびいきなところがある私の心にまたもヒット。発表の場面の切り抜き動画などを見てさらにグッとくる。


(県出身リーダー、歌手を諦めるかのラストチャンス、そしてギリギリのデビュー。なんてことだ!)


 これが推さずにいられようか~~ッ!!

 o( 。゚Д゚。)oクゥッ





※後編【落ちる時はあっという間】へ続く・・・


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