棘のドレス

姫芦

棘の刺さった夜

渇きに溺れ、愛に狂った3人の少女が、血のドレスを選んだ。


華やかなフリルに包まれ、可憐な瞳の奥に「独占欲」を隠した少女──椿木 姫李(つばき めい)。

月と太陽のように正反対な少女、黒革を纏い自由を愛する出雲 浠玖(いずも みく)。


出逢いは偶然だった。

けれどその恋は、必然だった。


彼女たちは19歳の”女”。

ただ女を愛しただけなのに、それはこの世界で“許されない”愛だった。


年月が経ってしまった。この独占欲は姫李の瞳の奥でうずまき、やがて我慢ができなくなった。それは浠玖も一緒だった。




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