最善ではなさそうなのに、つい行ってしまうこと。
そして、されてしまうこと。
その衝動を、美しい文章と共に差し出してくれる詩でした。
沁みます。
誰にでもある感覚を、ここまで真っ直ぐに描けるのがすごい。
かさぶたを剥がす衝動は“汚い”と言われがちなのに、ここでは人間らしい美しさに変わる。
正しいかは分からなくても、「あっていい感覚だ」と肯定してくれるようで、救われました。
他の言葉も、ひとつひとつが強く響きます。
端的に言うなら――つい見てしまう。
好きです。
ここにいるなら、読むべきです。
これは必然かもしれません。