第2話
文才がないのでここもっと深く掘り下げられるよとか言い回しとか教えてもらえると泣いて喜びます
「あなたが連続殺人犯ね!」
「.........へ?」
いやいやちょっとまって連続殺人犯、俺が?今日初めてここに来たんだけどてか殺人なんて一度もしてないし。
「ここらへんで最近事件が起こっている犯人はあなたでしょ!」
いや違う!と声に出して言いたいがい今少し状況を整理しよう。
一人は氷魔法で動けないやつ、もう一人は気絶しておりどう見てもいいわけができない状況である。
ここで大翔は考えた、どうやったら穏便に済ますことができるかと。
step1戦う
↓
step2長い時間かけて増援が来るのを待つ
↓
step3逃げる
「よしこれでいこう」
「腕力強化」
唯奈が左足からでて加速し右ストレートを出してくる。
こちらからみて左から来てるがそれを冷静に見極め斜め左前に一歩踏み出し体をすこし横にずらす拳をふるってきて伸びきるタイミングで手のひらを使い受け流す。
「っ!これならどう!」
今度は受け流して崩れた体制を強引に立ちなおして左足を軸にしてローキックを打ち込んでくる。
ここで後ろにジャンプしながら距離を取り、躱す。
距離を取った瞬間にさっきと同じように加速し拳をふるってくる。
だが今度は伸びきる前に軌道が変化し腹部を狙ってくる
「甘い」
腹部を狙ってくる瞬間に姿勢を限りなく低する。
「なっ!」
ちょうど頭の上を掠るようにして拳が過ぎていくすきを見て逆に今度は大翔が腹部へ当てる
「ぐふっごほっごほ」
相手が飛びのきまた距離を取った瞬間
「唯奈、大丈夫?」
主人公こと凜ちゃんが来た
(さすがにここで2対1はやめとくか)
増援が来たことを確認しつつ大翔はまだ増える可能性もあったためここで逃げることを決める。
「転移」
足元に巨大な魔法陣が浮かび上がりダイヤモンド色に輝いている。
「まちなさい!」
唯奈が何か言ってるが気にせずに続行する。
凜ちゃんが逃げることに気づいて強化せずに走ってくる。襟首をつかまれそうになる
いままで輝いていた魔法陣がより一層強く輝く
「ふ~なんとか逃げられた、あとすこしで襟首つかまれてたら発動阻害されて帰れなかった」
あぶないあぶないと考えつつも今日は寝ることにした。
side唯奈
「はっはっはっ...」
路地裏から誰かが争っていると通行人から通報を受けて現場に向近いパトロール中の唯奈が現場に急行していた。
「ふごふご!」
現場に着くと通報を受けた通り争っていた。
「氷魔法?っまずい!」
そこには1人を動けなくしもう1人にとどめを刺そうとしていたところだった。
「まちなさい!」
とりあえず動きを止めるために放った言葉だったが相手が動きを止めてくれて助かった。
そこで最近支部長から言われていた連続殺人犯の注意喚起を思い出した。
最近路地裏で誰にも見つからないようにしてる連続殺人犯がいると。
「あなたが連続殺人犯ね!」
相手がなんて言おうとこれはほぼ確実に犯人だろうと頭が判断してる。
フードを深くかぶっていて顔がよく見えない。絶対に顔を拝んでやるわ、そんな意気込みで無力化するために取り合えず倒そうと右ストレートを出す。
そこからは何が起こったかわからなかった治安部隊の中でもかなり優秀なはずなのに少しも、いや、全くもって手足が出せなかった。
距離を取って再度攻撃を仕掛け、軌道を変化させさっきは頭を狙ったが今度は腹部を殴ろうとしたが。
「え?」
およそ並みの動体視力じゃ躱しきれないはずなのに躱された。なんてそう思う前にもう拳が来ていた、そのときフードの中の顔が見える。
能面?考えた瞬間に強烈な痛みと衝撃で顔を顰める。思わず足を一歩下げ咽る
「ごほっごほ」
「唯奈、大丈夫?」
後ろから声が聞こえた、安心する声、頼りたい、いろいろな感情がごちゃ混ぜになっているが口から音が出せない。
2対1ならさすがに勝てるだろうと思っていた。高をくくっていた、相手は逃げないだろう戦うだろう。
しかしそんな思いとは裏腹に一言つぶやいた
「転移」
その口からでたものを聞いた瞬間頭の中に?がたくさん浮かんだ。
転移...?そんな出鱈目な能力なんて聞いたこともない、いや過去にはあった資料や文献に乗っているけど最後に発見されたのは何十年も前のことだ。
「なに!?」
殺人犯中心に巨大な魔法陣が浮かび上がり思わず目を細めてしまうような輝きが魔法陣から出ている。
「追って!」とアイコンタクトで伝えようと横を見たらもうそこに凜がいなくてもう一度目線を挙げて前のほうへ向けると凜が走っていっていた。
あともうちょっと、あとすこし、あと10cm!というところで光がより一層輝きまぶしくて目を開けられそうになかった。
どんくらいだろうか1秒にも1分にも感じられた光が消え恐る恐る目を開けると空気をつかんでいる凜だけが残っていた。
最初から誰もいなかったんじゃないか、なんて思っていたけど腹部に残る衝撃といろんな感情がかき混ぜられたこの不思議な感覚だけが存在を証明していた。
「唯奈...ごめんとり逃した...」
「大丈夫だよ、とりあえず支部長に報告して対策しよう」
外面だけみれば大丈夫だがいまにもプライドと責任感で泣きそうだった。
side大翔
「とりあえず今日の反省点でもまとめるか...っていっても特になさそうだな」
「まあ明日は何もないし寝るか」
今日は色んなことがあったが明日の朝起きて頭すっきりさせてからまた考えるか。
大翔が指名手配されて一躍有名になるのを知るのはまだ少し先のことであった
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