最高のエッセイです。人生で越えるか越えないかの際々のラインを、ほんのちょっとだけはみ出した事柄がたくさん詰まっています。作者の方のちょっと困った感じの語り口が絶妙なのです。〝笑わせてくれようぞ!〟と大力で構えていない分、読みながら口元が緩んでしまうのです。人の業と成り行きのズレが醸し出す絶妙な笑い。多くの方にぜひ体験して欲しいものです。お勧めします。