第22話1年間に5万分聴いてきたSpotifyを抜けて2週間弱、この間の変化と対処について
早いもので、Spotifyを退会してから2週間が経とうとしている。一年間に5万分、世界のSpotifyリスナーの上位5%に入るほど使い倒してきたアプリを退会して、本当にやっていけるのかと思っていたが、抜けてみるともっと早くにやめておけば良かったと思う。
退会してからはひたすら家中のCD音源をかき集めてMacBook AirのiTunesに入れてきた。某所で中古のCDを買ったり、輸入盤のクラシックのCDを底値を狙って集めたりもしていて、結果的にそうして構築されたライブラリが私を生かしている。
集めたい音楽のジャンルを定めてしまったのも結果的に良かったのだろうと思っていて、私はここ数年で再会したクラシックと、今年からふたたび聴くようになったジャズに重点を置こうと決めたので、それらを中心にCDを収集している。
YouTubeは一般会員で、聴覚過敏の身にはやや耳障りなCMがネックで、愛猫のケアやパートナーとの時間を過ごす他にはほとんど使っていない。
海外のクラシックギター専門チャンネルのプロの演奏動画にはお世話になっているが、それもそうしょっちゅう聴いているわけではない。
入手した音源はすぐにiTunesにインストールするようにしていて、この手間を煩わしいと思ってしまうと時間が経ってしまうので、買って届いたものはすぐにPCに入れて再生している。
音源が増えてくると検索の手数もかかるので、私はiTunes内にプレイリストをたくさん作っていて、それぞれアーティスト別に編んだり、作曲家や楽曲ごとに編んだりしている。
創作用のプレイリストは必須だし、尺は15分・30分・1時間前後とそれぞれのアーティストや楽曲に合わせて作って、その時々のコンディションや気分に応じて使い分けられるようにしている。
例えばカティア・ブニアティシヴィリに関してはラフマニノフとショパンのピアノ協奏曲はそれぞれ分けてプレイリストを編んでいるし、一方でビル・エヴァンスに関しては“Waltz For Debby”と“Undercurrent”はひとまとめにしている。
まだまだ手持ちの音源がそうあるわけではないし、ジャズに関しては手薄なので、これからもっと集めていきたい。
ジョン・コルトレーンもマッコイ・タイナーも、Spotifyでずいぶん聴いてきたし、例えばコルトレーンの“Naima”に関しては、コルトレーンとマッコイ・タイナーとを分けて、マッコイ・タイナーに関しては“Naima”のライヴ音源のみを厳選して、それぞれにプレイリストを編んでいたので、手持ちに加えて編み直したいのだ。
iTunes Storeに関しては万が一のことも考えてあまり使いたくないと思っているのだが、例えばゲームのサウンドトラックなどはフィジカルのCDが作られていない場合も多く、入手する手段がサブスクリプションかiTunesのみという場合もあったりするので、そうした場合はiTunes Storeで楽曲を買うことも視野に入れなくてはならないかもしれない。
昔、戯れに買っていたJ-Pop Songsが検索の邪魔になってしまっているので、こちらは一旦ライブラリから隠すなどの対処をしなくてはならないが、そこまで手が回っていないのが現状だ。
今は日本語歌詞の歌のついたものを聴く気分になれないので、こうした作業も時間を見つけて行っていきたい。
またJapanese Post Classical Musicについては、古い友人がずいぶんと音源を貸してくれたので、今もライブラリの底に眠っている。それらもひとつの大切な財産となっている。こうしたジャンルはフィジカルの有無にこだわりがないので、iTunesストアを利用するというのはひとつの手かもしれない。
などと、Spotifyを退会するに際してあらゆる手を尽くしてきたので、やはりSpotifyに今更戻ろうとは思わない。これからも自分自身のライブラリをより充実させていけるように、日々情報を追いつつも、手持ちの音源を愛でていきたい。
作業用BGM:Thibaut Garcia/El Bohemio
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