第8話2025.09.10 日々をささやかな喜びで彩りたい
先週の週末に行く予定だったのだが、不調のため延期となっていたセリアへ、通院帰りに寄ってきた。
この日のファッションは、GUのホワイトのボウタイ半袖ブラウスに、MISCH MASCHのアイシーブルーのサマーカーディガン、それに白と葡萄色のシルクのストールを首元に巻いて、ボトムスはネイビーのテーパードパンツ、足元はいつものローファーという格好だった。
雨が降るとの予報だったので、パンツスタイルを選んだのだが、私は少しドレッシーな装いが好きなので、シルクのストールは欠かせない。
持病のためにヒールを履かなくなって久しく経つが、そのような私にとって革のローファーは良き相棒となっている。
そうした出立でセリアでさまざまなものを買った。ジャンルとしては二つあり、一つは推し活グッズで、mofusandさんが手がけるかわいらしい猫のデザインのクリアカードケースと、オーガンジー素材のフリルで縁取られた「リボン付きトレーディングカードキーホルダー」を、それぞれピンクとホワイトのものを選んで迎えた。
これらには先月購入したMGSの公式グッズのステッカーを入れようと思っている。
それから文房具もいくつか買って、元々興味を持っていたトワル・ド・ジュイというフランスの伝統的な生地の柄をあしらった、ブルー×ホワイトの表紙のノートと、二種のリボン柄が収まった、ピンクとブルーの色違いのマスキングテープ、それにYouTuberのクリームソーダさんの動画でおすすめされていた、一ヶ月ごとに花々の写真があしらわれた「花もよう手帳」2026年版を買った。
2026年のダイアリーについては、白地に青い箔押しの星座があしらわれた、ロルバーンのタレイアシリーズのホワイトのものと、マンスリーページに花のイラストが施された、ミドリのカントリータイム花柄のマンスリースケジュール帳をすでに買っている。
さらに、チューリップのイラストが表紙に描かれた、ロルバーンの2025年3月始まりのダイアリーもまだ残りがあるのだが、ロルバーンのタレイアは英語学習用、ミドリのものは「旗艦手帳」として、さまざまなロルバーンノートと組み合わせて使うつもりでいる。
ロルバーンの2025年3月始まりのものは創作に特化させてきたこともあり、読書の進捗を書き込むためのマンスリースケジュール帳が欲しかったので、今回セリアの「花もよう手帳」を買うことにしたのだった。
あらかじめ下調べはして、ウィリアム・モリス柄の手帳がセリアから出ていることもわかっていたのだが、手持ちの花柄を基調とした手帳たちに調和するのは「花もよう手帳」だろうと思ったのだった。
私の自室はほとんど日の光が入らない部屋で、愛猫もいるために生花を生けることが叶わず、普段はもっぱら造花を飾っているのだが、それだけに花を愛でたいという気持ちは強い。
2026年のカレンダーは、2025年に買って良かった、アンティークローズの写真があしらわれた卓上カレンダーをリピートすることにしたので、部屋に文房具を使って花を咲かせているような気持ちになる。
病身なので、花柄の文具は日々の癒しをもたらしてくれるのだ。自ずと、マスキングテープも花柄のものが多いのだが、今回はそこにリボン柄が加わったので、少し変化をつけたい時に使ってみるのも、さながら花束を束ねたブーケのような演出になっていいかもしれない。
これらのマスキングテープは、カファレルのイースターシーズンのうさぎたちが描かれたバスケット缶の中に収めていて、仕舞っている時も、開いた時もときめきを与えてくれる。
こうしたささやかな喜びで日々を満たしていきたいと強く思う、初秋の夜である。
作業用BGM:坂本龍一/UTAU Piano Solo Part
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