1693 絵を見た奈緒さんの反応

 奈緒さんからの手作りプレゼントに対し、いよいよ倉津君も手作りプレゼントを手渡す時が!!

さてさて、そうやって倉津君渾身のスケッチブックのページを捲った奈緒さんの反応は、如何なるものか?


***


「うわ~~~っ、なにこれ?凄く上手いね。凄い凄い♪」

「そっ、そうッスかね?」


えっ?えっ?えっ?

さっきの態度から言って、喜んでくれそうな雰囲気は漂ってはいたが、此処まで高評価だとは!!


奈緒さん、凄く褒めてくれてるし、嬉しそうな表情も浮かべてくれてる。


ひょっとして、この手作りプレゼントって大成功?



「うん。前に見せて貰った絵より、俄然上手く成ってるね。……ってか、クラ、この絵って……」

「あぁ、そうッスね。奈緒さんが初めて俺の目の前でベースを演奏してくれた時の絵ッスね」


正直、一枚目の絵は、どれにするか、凄く悩んだんだけどな。


結局、此処だけは、どうしても、この絵が描きたくて、崇秀の収拾してるデータを参考にしなかったんだよな。

最初の絵だけは、データから取り出すんじゃなく、俺の頭の中のメモリーで始めたかったしな。


まぁつっても、これ以降も、結構アレンジし捲くったり、自分勝手に想像だけで描いてる代物も多いんだけどな。



「懐かしいね。……あぁでも、これは、ちょっと美化しすぎかな?」

「そんな事ないッスよ。奈緒さんは、いつも輝いてるッスから。正直、あの時も、俺なんかが声を掛けるのもオコガマシイ存在だって思ってましたからね」


勿論、今でもそう思ってる部分が多々ありますけどね。


でも、そんな奈緒さんが、今は彼女に成ってくれ。

沢山色んな面を知って仲良くなれたので、あの時ほどおこがましいって感覚はなくなってきております。



「よく言うよ。そのオコガマシイと思ってる人間が、イキナリ初対面の人間に、2人っきりに成るシュチュエーションを作ろうとかする?普通なら作ろうとしないと思うんだけど」

「いや、まぁ、そうなんッスけど。あの時の奈緒さんは、本当に格好良かったから、少しでもお近付きに成りたかったんッスよ」


俺は俺也に必死でしたからね。


……なんて言ってるけど。

実際は『奈緒さんと、咲さんを両天秤に掛けてた』って言う、なんとも厚かましい事を考えてたって事実もあるんッスけどね。


でも、そこは、直ぐに正直に言ったから、もぉ許して下さい。


今は奈緒さん一筋ッスから触れないでおくんなまし。



「でも、あの時って、確か、咲と両天秤に掛けてたんだよね?」


グハッ!!


結局、警戒してても直撃するんかい!!

折角良い雰囲気に成ってたのに、それをぶち壊しかねない案件じゃねぇかよ!!


……って言うか。

何故か俺は、簡単に人に思考を読まれてしまう生き物『サトラレ』なんだから、変な事を考えるんじゃなかったな。


う~~~ん。

自業自得とは言え、どうしたもんだこりゃあ?



「いや、まぁ、そうッスね。今考えたら、なんて厚かましい真似をしてたんだと思いますよ」


あぁでも、過去の話は、どこまで行っても過去の話だからな。


今は奈緒さんの事を一途に思っているんだから、普通に話しても問題ないだろう。



「ねぇねぇ、だったらクラ。その時って、正直、ドッチに傾いてたの?怒らないから、教えてよ」

「えぇっとッスな。奈緒さんに嘘を言うのは嫌なんで、正直言いますけど。最初は、結構、咲さんに傾いてましたね」


正直『3つの醜い真実よりも、1つの綺麗な嘘』なんて言葉があるぐらいだから、これを言って良いものか、どうかは迷ったんだけどな。


奈緒さんに対しては、綺麗な嘘なんてモノは必要ないから、正直に答えた。


気を悪くしたら、ゴメンな、奈緒さん。



「そっか。ヤッパリ、そこは、そうだったんだ。でも、それって、Macでの会話が効いてたって話?」

「そうッスね。咲さん、凄く人懐っこい人だから、女の子に慣れてない俺でも、結構、話し易かったし、俺自身が、女の子に優しくされた事なかったッスからね。それだけに咲さんは好印象でしたね」

「そっか。でも、咲相手だったら、その気持ちも解る様な気がする。……じゃあさぁ、じゃあさぁ、私と、咲とじゃ、話した後の印象はどうだった?」


意外と気にしてるんッスね。



「印象ッスか?……そうッスねぇ。咲さんは、さっき言った通りの印象の人だったんッスけど。奈緒さんはクールで凄くシッカリした人だなぁって印象が強かったッスね。だから俺としては、話した後は、奈緒さんの方に一気に傾きましたね」

「そうなんだ」


いや、ホント。

話した後は、奈緒さんにドップリ嵌っていきましたね。


しかも、そうやって話し上手な上に、クールな小柄な美人で、楽器まで弾ける。

非の打ち所がないぐらい、俺の好みにピッタリと嵌っちゃってましたからね。


いや、勿論、そうは言ってもだな。

今でも咲さんの事は、凄く良い人だって思ってるし。

あの独特のぽわぽわした雰囲気も、決して嫌いな訳じゃないんだがな。


……俺な。

多分、少し気が強くて、しっかりした雰囲気を持つ女性の方が好きだと思うから、奈緒さんに傾いちまったってだけの話なんだぞ。

だから無理は承知で、この人を、どうにか自分の友達に出来無いものかと、必至に模索した結果が、アレだったって噂もありますしね。


あぁ、でも、そう言えば……



「そうッスね。……あぁ、因みに奈緒さん」

「うん?なに?」

「あの時って、素直を含めて、男が4人居ましたけど、コッチ側はどういう印象でしたか?」


ってな感じで。

絵を見ながら奈緒さんが、その時の話をしてきたので、今度は『コチラ側の印象がどうだったか?』って話を聞いてみよう。


会話を繋げるには良い話題だし、

なにより、実は俺も、結構、気になってたりするからな(笑)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


こうやってする思い出話って楽しいですよね♪


まぁ勿論、その間には良い事も悪い事もあるかもしれませんが。

本編でも倉津君が言ったように『過去の話は、どこまで言っても過去の話』でしかありませんので。

例え、その時に、どれだけ悪い事があったとしても、今現在が順風満帆であるならば、笑い話にしかなりませんからね♪


さてさて、そんな中。

奈緒さんの話序に、あの時居た男性陣の評価が気に成った倉津君。


奈緒さんからは、どういった評価が下されるのか?


次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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