短歌連作置き場

海揺霧惟

四季、きみは

春 きみは花の落とし物として僕の心に勝手に根付く


夏 きみは太陽系の外側に行ってしまって返事が来ない


秋 きみは風の吹くまま舞い踊り鈴の音に乗せ歌い続ける


冬 きみは誰も追いつけない雪の速さですっと消えてしまった

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