どうしてこんなに面白い小説が埋もれているのか、訳が分かりません。
書籍化してほしいっていうか書籍化されてておかしくないと思います。
まず、第一話(第一章)の時点でぐいぐい物語へ引き込まれていきます。
死刑執行直前というセンセーショナルな場面から一転、実はそれが冤罪によって、罪のない第三者が刑に処されていたかもしれない危うさ…。
実際に起きている司法の問題をエンターテインメントとして昇華し、リアリティある手触りで読み解いていける本作『トゥルース・コード』は、新しい司法エンタメミステリーと言って過言ではないと思います。少なくとも私は『判決を超えて』を全部読んでそう感じました。
続きも楽しみにしております!