第12話
綺麗な女だな。
ただ単純にそう思った。
整った顔立ちも透き通るような白い肌も艶のある黒髪も全てが美しいと思った。
儚げな雰囲気もありながら澄んだ瞳でこちらをみる眼差しは力強さも感じられる。
俺もあいつらも女に困ったことは1度もない。
これは自惚れでもなんでもなく、今までいろんなタイプの女が寄ってきた。
だが.........ここまでの女は初めてみたな。
不覚にも見惚れてしまった。
それも女の次の一言でさらに驚くことになる。
「知らない人にこんなこと言うのもどうかと思うんですけど、今見た事を記憶から消せ、、間違った。消してください。」
……は?
「ちょっと待て。」
「すみません。敬語に慣れてなくて。」
「ちげぇ。」
「じゃあなんだ、ですか?」
確かに敬語使うの下っ手くそだなおい。
まず敬語云々の話じゃないだろ。
お前相当口悪いな??
だけどちげぇ。それ以上に気になることがある。
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