スーパーハイパーマスターおいしすぎポップコーンショップの日常

 こんにちは、ポップコーン女こと、もろさんです。

 今日も今日とてポップコーンをつくります。月曜日の朝ですが、ポップコーンを食べると例外なく目が覚めます。私も朝塩ポップコーンを2袋食べました。


 …はっ。今日は、

『日本ポップコーン最高協会』

 の職員が監査に来る日でした。

 まったく、私の頭はポップコーンぼーっとしていたようです。

 はて、今日はどんなポップコーンなお客さんが来るのでしょうか。朝からポップコーン級に楽しみです。

 カランカランッ

「|失礼する、ね」

 本日1人目のお客さんは、以前キャラメルポップコーンを買い占めていった女子大生のようです。

 彼女、頭がなかなかポップコーンな方なんです。


 ◇◆◇


「キャラメルポップコーン50袋ですね。お会計、一ポップコーンになります!」

「ポプPayでお願いする、ね」

「お買い上げ、ありがとうございましたー、またのご来店ポップコーンをお待ちしております!」

「ふふ、これでまた頑張れる…」

 やっぱりキャラメルポップコーンを。それも50袋も買ってくださいました。

 ご友人と食べるのでしょうか。

 私も大学生の頃に

『ポップコーンしゅきしゅき同好会』

 で同好会メンバー3人と100袋のキャラメルポップコーンチャレンジをしたことが思い出されます。

 しばらくキャラメルポップコーンが食べられなくなった、今となっては苦い思い出です。


 カラカランッ

「こんにちは、弾玉はじたま蜀黍もろこしさん。今よろしいでしょうか?」

 黒スーツにアフロという、実にポップコーンな組み合わせのこの男が、

『日本ポップコーン最高協会』

 の使者なのです。

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