詩なんて大層なものは書けないよ
道端ノ椿
1〜10
声
どこに行こうと僕は言う
どこにも行くなと声が言う
どこか行きたいと僕は言う
どこにも行けないと声が言う
何をするにも聞こえる声
僕はそれを振り払い
歩いていこうと思うけど
声が僕の邪魔をする
誰の声かと思ったら
昨日の僕が叫んでた
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