資料03|インタビュー 導念寺 住職
日時:2025年7月15日 11:00
場所:███県██市
対象:
どうもどうも。伊藤と申します。はい、
ええ、うちは浄土宗のお寺です。浄土宗というのは、簡単に言うと「
それで今日は? ……ああ、あの
そうなんです、なのでうちでもあまり詳しいことは把握していなくて。もしかすると昔の資料を漁ったら何か出てくるかもしれませんが……ちょっとすぐには。うちの若いのに調べてみるよう言ってみますが、少しお時間がかかると思いますし、あまり期待はされないほうが良いかもしれません。申し訳ない。
ああ……確かにそういえばそんなこともありましたねえ。10年……15年くらい前だったかな。そうです、戸が壊れていました。それでどうしたもんかと思っていたら、ご近所の方が費用を出して修繕されると。ありがたいお話です。その話自体は大して揉めることもなく決まったのですが……そう、修繕自体は少し時間がかかったのです。いえ、修繕を始めるまでがです。うーん……あの日、ちょうどあの祠の前で、まあ……何と言いますか、警察がいらっしゃるようなことがありまして。見分やらなんやらで、祠に近づけるようになるまでに少し時間がかかったのです。ええ、ニュースにもなったと記憶しています。痛ましい話です。
そうですね、その件の影響で、祠にも少し悪い噂が流れました。祠の呪いだとかなんとか、そういう類の話です。ほら、小学校もすぐそこにありますから、子供達の間で広まったようです。当時うちの
ああ、
そういえば、歴史資料館には行かれましたか? このあたりの郷土史だったら、あそこが一番資料が揃っていると思いますよ。もしまだであれば、行ってみても良いかもしれません。ご検討ください。
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