飴色のブランコ

@Sixyouseru

あらすじ、1章

僕は秋元直人。何処にでもいる中学生だ。僕の学校にはどうやら学園美女がいるらしい。しかも3人。この物語は平凡な直人と学園の美女の1人、久世彩花のじんわり恋愛ストーリー。


1章


ある学校の帰りのことだ。僕はいつもどうり帰り道の公園を歩いていた。そしたらなんだか見覚えのある横顔が見えた。そう、学園美女の1人久世彩花だ。僕は久世彩花を見た瞬間に逃げ出したが彼女がどうやら気づいてしまったらしくやけに大人しい声で「あっ、秋元くん。」と声を掛けられてしまった。しまった。まずい、なんせ僕は人とほぼ喋らないし女子なんて産まれてこの方お母さんしか喋っていない。僕はぎこちない声で「あ、く、久世さん、偶然だね」となんとも気持ち悪いキョドりかたをしてしまった。終わった。完全にキモがられた。そう思いながら久世さんを見ると特になんとも思っていなさそうな顔で見ていた。よかった、キモがられていなかったと安心したのも束の間、また話しかけられた「よかった。名前間違えてるかと少しドキドキしたけど合ってた。」と言われた。ちょっとショックを感じつつ「そ、そうなんだ〜」となんとも気持ち悪い返しをしてしまった。死にたいと感じつつも彼女は話し続ける「帰り道ここなんだね。今まで気づかなかったよ」と言われたまぁそれはそうだ。なんせ僕は普段もっと遅い時刻にこの公園を来るのだから。なぜなら僕は皆が帰った後に帰るんだ。え?なぜかって?、それは勿論帰り道に誰かと一緒になって気まづくなりたくないからだ。そんな陰キャだが今日は好きなアニメの更新日だら何としてでもはやく帰りたかったのだ。そんなことを考えて「あ、いつもはもうちょっと遅く帰るから…」と言っていた。そうすると彼女が「へ〜、いつもは何時くらいに帰るの?」「え、ご、5時くらいかな、」「そっか」なんだ、なんで聞いてきた?僕なんかに、なんで?困惑しつつも僕は早く帰ろうとして「じゃあ、もう帰るね」「あ、そっか。バイバイ」「う、うん。バイバイ」あー死にたい。なにがバイバイだよ。流石にキモイだろ。なんて考えながら帰り道を進む。

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