河川敷でゴミ拾いをする孤独な青年と女子高生・可奈の心の交流を描いた、静かで優しい物語です。小悪魔的な一面を持つ可奈に翻弄されつつも、それが孤独の表れと理解して一貫した姿勢で接する青年の誠実さに好感が持てました。だからこそ可奈は青年に心を開いたのだと思います。青年が話した「心の比較」に共感が持てました。寂しさや虚しさを抱える自分を愛し許したい。そんな人の孤独に寄り添う作品です。
素晴らしい作品です。登場人物の心情が変化していく様子や、主人公の観察力がよく表現されていて素敵だと感じました。