第1話への応援コメント
コメント失礼致します。
小学校の夏休みに、学校の図書館の開放日が待ち遠しかったのを思い出しました。
市立図書館は一人では行けなくて、学校の図書館ばかり通っていましたが、
『本がみんなを待ってるよ』
一字一句同じではありませんが、そういう言葉が書かれてあって、とてもワクワクした覚えがあります。
本の中にある無限の世界を、子供達に繋げる手助けをする「そむりえ」が、多くの図書館で名前も知られずに働いておられるのだろうと、温かい気持ちになりました。
とても素敵な物語でした。
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
幸まるさん、コメントありがとうございます。
図書館にまつわるワクワクを思い出したとのこと、光栄です。返す、借りる。それだけなのに本を持ち帰る時の重みが新鮮で、今なら何でもできる感じがするのを想像しました。ありがとうございました。
第1話への応援コメント
小学生やそれ未満の子供たちにとって本というのはすごく難しい世界の様に感じられます。
もちろん、大人びた子供であればそんなこともないのでしょうが、小説でも、絵本でも、文字を介して作品に込められた想いを理解するということは難しいと思います。
けれども、その世界は誰にでも開かれていて、そのきっかけとなるのが読書感想文の宿題や図書館での読み聞かせなのでしょう。
子供たちはこれを契機として物語の暖かさ、現実とは違う世界を感じて、世界の多様さに触れ合い始める。そうして、より豊かな世界に向けて歩みを進めるのだと思います。
この小説は子供たちが歩む物語への第一歩が、優しい司書さんの言葉で綴られていました。大人としての役割をこなす姿は作品全体に包容力をもたらしていました。最後の読み聞かせの場面では、大人ではなく一人の人間として子供たちと一緒に本を楽しむ姿が描かれていて、好きな物事を共有することの嬉しさが実直に伝わってきました。
子供の成長を促す大人として、本を楽しむ一人の人間として、二重の役割を丁寧に描き切った物語でした。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
鍋谷さん、コメントありがとうございます。
本を手に取るまでの背景を丁寧に汲みとって下さり、とても嬉しいです。そうですよね、「文字」って目に入ってくる情報だけれども、それがズラっと書かれてあると初めはびっくりするかもしれなくて……。でも、手に取ってみなかったら、出会うことなかった物語もある。
「好きな物事を共有する」はまさに、絵本や紙芝居から入って、気づいたら自分からページを開いたり、間違えさがしや迷路に一緒に没頭する瞬間にも近いのかなと思いました。ありがとうございました。
第1話への応援コメント
図書館は必要なのか?
という議論が昔あったのを思い出しました。
何でも検索にかけて、すぐに答えが返ってくるスピードに慣らされてしまった現代人には、図書館という速度はどこか時代遅れにも感じてしまうのでしょうか。
しかし、紙の本と図書館の本棚には、一期一会の偶然があります。検索のサジェストのようにお勧めを並べてくるのではなく、目的のものでは無いけれど偶然自分の波長に合う本が、自分に呼びかけている感じがたまらなく好きですね。
役割に仕える人は名前を伏せて業務に当たる。
でも、彼女の場合は名前を求められた。
この場面がとても優しく温かい✨️
素敵な物語でした✨️
作者からの返信
天川さん、コメントありがとうございます。
速度、たしかにそうですね。自分のペースで見つけて、読んでという体験は今では減ってきているのかもしれなくて、だからこそ、そうした機会を提供できる場所が無くならないことを願いたくなりますね……。ありがとうございました。
第1話への応援コメント
押田桧凪さま
こんにちは。
「むずかしい字が書いてあっても、読んでいいんだよ」って、しみじみと温かいことばです。そっと背中を押してもらうことで冒険できるタイプの子もいますものね。
図書館に眠っているたくさんの魅力的な世界。やってくる子供たちとまず仲良くなり、それぞれの子供がぴったりの世界とつながれるようにお手伝いしてあげる。ソムリエのお仕事はやりがいと笑顔にあふれていそうです。
素敵なお話でした。読ませていただき、ありがとうございます。
作者からの返信
佐藤さん、コメントありがとうございます。
年齢関係なく、興味の赴くままに好きな本を手に取ってもらえたら、というそんな願いを込めて言ったのかなと想像します。
「世界とつながれるようにお手伝い」、なんと素敵なお言葉……。ありがとうございました。
第1話への応援コメント
図書館、子どもの頃はとてもお世話になっていました。
次はあの本読もうかな、なんてドキドキして。
子どもたちはあの空間から自分の好きな世界を見付けていくんでしょうね。
そんな中において、司書さんの果たす役割の大きいこと。
言葉の選び方も綺麗で心に残りました。
川底にきらきら光る石を落とすように、まさにそうですね。
押田さん、ありがとうございました。
作者からの返信
未来屋さん、コメントありがとうございます。
お世話になったとのこと、しかと受け止めました。図書館を一度でも利用した、もしくは通っていた人にとって居場所となった(なっている)ことを信じて書いたので嬉しいです。ありがとうございました。