おじさんのスタンスが好きです。
日の当たらないおじさんの物語ですが、力がなければ当然で、それをキチンと受け止めているおじさんが別の力で他者に日を当てる物語でもあります。
おじさんは日が当たらない事をキチンと分かっており、それを特別願ってもいないでしょう。そこを最後におじさんの知らない所で読者向けにもあるでしょうが、感謝され少し日を当てている。そこがいい。
現代に通ずる、今は通じずらい昔の大人の人間味が垣間見れます。
このままモブでもいい
最後に日が当たってもいい
そんな悩ましい作品です。
作者様へ
ある店の長く通ってるたまーに来る客で、長いと言う意味で常連で喋った事もあるし顔は知ってるけど、個人的な事は良く知らない、でも無理を言わず場を察して気を回してくれる良いお客さん。
と言うスタンスの自分が好きな読者です。
コアで伝わらないかもですが(笑)
ダンジョンが出現した現代。業界最大手クラン"竜の山"に所属しながらも、万年D級探索者のおじさん・小島三太は、ついに早期退職を言い渡されてしまう。非正規の派遣探索者として再就職した彼だったが、その派遣先は、才能あふれる美少女女子高生パーティだった。
昼行灯のおじさんキャラっていいですよね。普段は影が薄いけど、イザというときには頼りになるベテランっていうものに男は憧れを感じてしまうのです。
小島三太もそんなおじさん。派遣されたパーティは、美少女JK三人組で、万年D級おじさんの手助けなんて必要がない。しかし派遣先の美少女たちは、若さと才能こそあるものの、経験不足ゆえに多くの壁にぶつかる。そんなお悩みをお節介おじさんが解決していくのです。
秘めた実力や隠されたチート能力など一切ない。正真正銘D級の彼が、長年の経験と業界知識、玄人ならではの妙手と、時に卑怯ともいえる立ち回りで少女たちを導いていく様が痛快で、読者をニヤリとさせます。
年の差にもめげず、若者に本気で向き合うおじさんの奮闘。ダンジョンよりも手ごわい"世代の壁"に挑む彼の姿を、どうぞお楽しみください。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=愛咲優詩)