第2話

私の知っているあなた。


子ども達が少しずつ成長してきた。

その一つ一つが嬉しくて、あなたに話した。

始めは一緒に喜んでくれた。

子どもの『始めて』が見られなくて悔しがるあなたの姿が可愛かった。

始めての誕生日も盛大にお祝いした。

子ども達の喧嘩にも毅然と対応してくれた。

分け隔てなく愛情を注いでくれた。

時には、童心にかえった様に子どもと遊んでくれた。

私の誕生日には、子ども達と一緒にパーティーを開いてくれた。

不恰好なケーキは、子ども達と悪戦苦闘しながら頑張った事が伝わってきて、心が温かくなった。

私が疲れた日は、お気に入りの飲み物をそっと置いてくれた。


何気ない日々でも、

私を労り

子ども達を気にかけ

明るい家庭を築いてくれていた。

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