茶番の終わり
他人から時間と金をむしり取るビジネスモデルの終焉。これまでの経済は大量生産、大量消費に依存しすぎていた。債務ビジネスはそれに拍車をかける。自分の欲望に向き合わずただ流されるだけの人生設計は様々な種類の怪物を生んだ。
自分の欲望が世界であるかのように認識すれば結果として他者を道具化することになるだろう。幼稚な自我が外界と結びつくとどうなるかは想像できない。
なぜその欲望が生まれたのか?この問いを深めなければ誰かがやったことの二番煎じになるだろう。それはどうしようもない茶番である。
人が生きる、都市が機能する、それぞれの幸福が内側に存在している、知性が発展する、表現欲がそれぞれのやりかたで実現しやすくなる、熟議が存在している、一方向ではなく双方向のインタラクションが存在している。
これらのことに必要なものはなにか?
心はパターンである。欲望も同様にパターンである。パターンはパターンでしかなく、そこに意味を求めるのは人間の脆弱性である。これはニヒリズムではない。むしろ積極的な意味を持つ。パターンなのだから見ることができるし、中庸を目指すべく様々なアプローチができるし、内観に向かうように心を整えることができる。
人間の脳という計算プロセスは様々な文化的蓄積を生み出してきたように、その集合であるネットワーク化された知性は今後違う展開を見せるだろう。パターンは様々な展開ができるのだ。
パターンから生まれる茶番は醜いかもしれない。だがパターンは上書きできる。
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