58歳からの歯列矯正
ある☆ふぁるど
第1話 きっかけ
私の歯並びは、昔から悪い。自分の顔ごと大嫌いで、鏡を見るのも苦手だった。
何故、今まで治さなかったのか? と、聞かれたら、今さら無理だと思っていた。と、答える。歯列矯正というものは、子どもか若い人がやるものであって、30歳も過ぎたら、もう出来ないでしょう。と、ずっと思っていたのだ。だから、もう「この歳からじゃ無理」と、長年思い続けて、今まで来ちゃったんだと思う。だから、「そんなことないよ。今からでも出来るんじゃない?」と言われて、びっくりした。その発想はなかった。え? 出来るの?
「一度、歯医者さんに聞いてみたらいいじゃない」と言われて、ダメ元で聞いてみたの。
「私の歳で歯の矯正って出来ますか?」
そしたら、先生がえらくあっさりと「出来ますよ」と答えた。私が自分から言い出すのを待ってたみたいに語り始め、「3年はかかります」「歯を4本抜かなきゃいけません」と説明してくれた。
50歳の時から、この歯医者さんにかかっていたけど、実は、この先生、前からわかっていたんじゃないか? という勢いの話ぶりだった。
とにかく、出来るのなら、やってみたい。と、話が始まったのが、今年の3月あたりの話。
とにかく、順を追って、その記録を書いてみたいと思って、始めてみます。続くかどうかはわかりませんが。
ひとつ教訓を入れるなら、本当に「出来ない」「無理」という思い込みは怖いということ。
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