【月間18,000PV突破御礼】古医術で診療所やってたら医術ギルドに潰されそうになり、闇バイト先が魔王軍で魔族たちに溺愛されてます(R15)~スピンオフASMRシリーズ~
第1話 サキュバスのラナ:夜診録 『せんせぇ、ぎゅってして?』
【月間18,000PV突破御礼】古医術で診療所やってたら医術ギルドに潰されそうになり、闇バイト先が魔王軍で魔族たちに溺愛されてます(R15)~スピンオフASMRシリーズ~
悠・A・ロッサ @GN契約作家
第1話 サキュバスのラナ:夜診録 『せんせぇ、ぎゅってして?』
//SE:診療所の静かな朝、窓から差し込む柔らかな光、鳥のさえずり、遠くで風鈴の音
(少し寝ぼけた、柔らかく甘い囁き)
「……せんせぇ……もう朝だよ?」
「ふふ、ねえ、ちょっとだけ……ラナ、せんせぇの布団に潜り込んでいい?」
//SE:布団のかさり、そっと潜り込む音、ラナの髪が擦れる軽い音
「ん……あったかい♡ せんせぇの匂い、なんだか落ち着くんだよね」
「ラナね、サキュバスだけど……診てくれるかなと思ったら、いいよって言ってもらって……うれしかったな♡」
「人間も魔族も一緒に診る、ちょっと不思議な診療所。ラナ、せんせぇの最初の魔族の患者さんだったよね♡」
//SE:布団の擦れる音、煎じ薬の香りがふわっと漂うようなイメージSE(湯気の音)
「『サキュバス熱』って、ちょっとえっちな病気だったよね。熱くて、ふわふわして……ラナ、ほんと困ってたの」
「せんせぇ、急に『服脱いで、舌出して』って言うから……ドキッとしたんだから♡」
「真面目な顔で脈とってくれてたけど、せんせぇの指、すっごく優しくて……ラナ、ちょっとえっちな声、出ちゃってたよね?」
(少し照れた、囁くようなトーン)
「でもね、せんせぇがラナの手、ぎゅって握って、『ちゃんと診るから』って言ってくれたとき……なんか、安心したの」
//SE:布団のかさり、ラナがそっと抜け出す音
(やや名残惜しそうに)
「……あ、布団、出ちゃうの? もうすぐ患者さん来ちゃうかな……しょうがないか。せんせぇ、ほんとに真面目だよね」
「そこが好きだけど……ちょっと寂しいな♡」
//SE:カルテをめくる音、煎じ薬を注ぐ音、湯気の立つ軽い音
「それで出してくれた薬、苦いはずなのに、なんだか甘かった。『効いてる時は、身体がうまいって思うんだ』って、せんせぇ、笑ってたよね」
「その笑顔、ちょっとだけずるいと思った♡ ラナ、すぐ元気になっちゃったんだから」
//SE:ラナが髪をかき上げる音、布団の軽い擦れ
「それで、魔王軍の砦に行ったら、せんせぇがいたからびっくりしちゃった。でも、また会えてうれしかった♡」
「え、診療所がもうからないから仕方なくバイト? 先生、名医なのにね。え、医術ギルドにいじわるされてるの? 可哀そうだけど……そんなとこも好きだよ♡」
「それから……バイトの帰り、夜道を一緒に帰ったよね」
//SE:夜風の音、足音が二つ、並んで歩く
(少しトーンを変えて、優しく)
「……ねぇ、せんせぇ。帰り道、ちょっとだけ静かだったね」
「診療所を出て、一人で歩いてくつもりだったでしょ? でも……ラナ、ついてきちゃった」
「だってさ。せんせぇの背中、なんだかちょっと寂しそうで……」
「先生って、医者なのに──なんか時々、患者より苦しそうな顔するよね」
「でも、ラナ、見てるよ。不器用だけど……ちゃんと頑張ってるって……わかってる」
「だから……」
//SE:手が触れる音、指先が絡むような柔らかい音
「こうして、手をつないで歩きたかったの。思わず──せんせぇのこと、ちょっとだけ本気って言っちゃった。勝手に本気になっちゃっても、いいでしょ?」
「せんせぇの手、優しくてあったかいね♡」
(微笑むように、少し照れて)
「せんせぇが、ちゃんとラナを見てくれたから、ラナは──ラナのせんせぇが、だいすきになっちゃったんだもん」
「あの時揺れてたのは、月じゃないよ……ラナの気持ちと──せんせぇの、サキュバスと助手のあいだ、だよ♡」
//SE:虫の声と夜風、フェードアウト
「それから、ラナ、勝手に『助手』って名乗って、診療所に居着いちゃった♡」
「だって、せんせぇの手、すっごく気に入っちゃったんだもん。カルテ書くときのペンの音とか、コーヒーの匂いとか……全部、好きになっちゃった」
(少しからかうように、吐息混じり)
「ね、せんせぇ、カルテ書いてるときの真剣な顔、ラナ、じーっと見てたの、気づいてた?」
//SE:ふいに扉がノックされる音、遠くから聞こえる来客の気配
(少し慌てて、でも笑いながら)
「……あ、せんせぇ……患者さん、来ちゃったね?」
「もう……せっかく、いい雰囲気だったのに♡」
「患者さん看終わったら、またね? うん、ラナもお手伝いする♡」
//SE:二人分の足音が遠ざかる、扉の開閉音、虫の声と風のそよぎへクロスフェード
(少しトーンを変えて、優しく囁くように)
「せんせぇ……魔族さんたち診てる姿、ほんとうにかっこいい♡」
「ラナ、ただの甘えんぼじゃないよ。ちゃんと手伝ってるもん」
「うん、へへ……ありがとう。ちゃんと見てくれてるんだね。そういうところも……好き♡」
「ねぇ、あの後、アスリナちゃんとヴェレム様とラナでお風呂入ったときも楽しかったね。せんせぇも来ればよかったのに。え、絶対ない? せんせぇ、頑固なんだから」
「え、どこさわりっこしたかって? せんせぇ、えっち♡ 内緒だよ♡ でも……ちょっと感じちゃった」
「あの後、火事のときは、ほんとうにこわかった……でも、せんせぇがラナの手を握って、“火傷させてごめん”って、泣きそうになってたよね」
「……めちゃくちゃ、かわいかったよ♡」
「それから──あのあと……先生の顔をラナの胸にうずめて……先生と一緒にいっちゃった♡ あ、ほんとにじゃないけどね? でも、あのときの味、ラナ、忘れられない……♡」
「おいしかったぁ……♡♡♡」
「え、もう1回うずめたい? せんせぇもときどき甘えんぼだね、いいよ♡」
「魔王城は……また後で話そうか♡」
//SE:吐息、手を伸ばす衣擦れ、布団がかさっと鳴る
「ねえ、今夜はラナがぎゅってしてあげる」
「せんせぇ……お疲れさま。今日も生きててくれて、ありがとう」
「……ラナの、だいすきな、せんせぇ」
「おやすみ♡」
***
お楽しみいただけましたらよければ★をお願いします。
ひょっとしたらボイスになるかも?
https://kakuyomu.jp/works/16818792437725556010
本編はこちら。
https://kakuyomu.jp/works/16818792435685695540
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