お菓子作りが得意な樫の木のニンフのスローライフに、癒されっぱなし♪
- ★★★ Excellent!!!
樫の木のニンフ、ドリュアデス。彼女はとある人に影響を受け、丁寧な暮らしを実践しています。カヌレを焼いたり、その時々に手に入れた材料でのお菓子作りが得意。
そんなドリュアデスは初夏のある日、美しい人間の男性を助けて――
登場するお菓子がどれも美味しそうで、読んでてお腹が空きました。なかなかの食テロ小説です!
それだけでも読み応えがあるのに、美麗な文章でニンフたちの世界が描かれてたりもして、お菓子作りだけでは味わえないファンタジックで神秘的な世界観も味わえました。
章が夏の章、秋の章など四季になっているのもステキ。しかも、その季節の雰囲気を活かした物語になってるのも、作者様の創意工夫を感じて興味深いです♪
このレビューを書いてる今は冬の章が連載されていて、ドリュアデスは少し落ち込んでるみたい……だったのですが、恋のおかげでモチベーションがアップしはじめた???
これは、つぎに待ち受ける春の章が楽しみ♪
ドリュアデスは きっと、春らしい希望のあるラストを迎えるにちがいない☆