祐里さんの物語に通底している「弱い者を見つめる視点」を「暗黒」というテーマへしっかりと落とし込んでます。
どう暗黒にするのか?を考えた時に暗黒と暗黒が出会えばいい!という暗黒よくばりセットにしたアイデアがきまってます。だからこそ、そこに生まれる怒り。どちらのせいでもないから爆発する感情。
かなしい気持ちの中で光るまだ幼い2人の無垢な感情を味わって、だからこそ強い社会的呼びかけとなる。この塩梅がうまいです。どちらにも傾き過ぎてない。単なる社会正義ではなく感情を呼び起こしてどうすべき、ではなく「あなたはどうしたいか?」と聞くような物語です。
おすすめです。