『ツイてるだけのボクサー』最終章 第16章「世界を救うのは、運のいいオッサン」

💣開幕:世界危機


地球が、終わろうとしていた。


NASA:「太陽フレアの暴走です!すべての衛星通信が…っ!」


UN:「すべての人類の未来を救うには、“運の良さ”による奇跡を起こすしかない!」


日本政府:「……います。奇跡を呼び続けてきた男が」



✨召集:運の使者・根岸ハルオ


「俺ですか?」

朝メシ食ってただけのオッサンが、国連本部に召喚される。


・通訳が転んでボタン押した → ミサイル停止

・着ていたTシャツが太陽光反射 →人工衛星復旧

・握った拳が机に当たった → 世界の暗号鍵が解読される


ハルオ:「え? 何したの?」


各国代表:「SUGOI…」「OMAKASE SHIMASU」



🚀ツイてる男、宇宙へ再び


太陽フレア止めるには、人工装置を直接太陽に設置!?

つまり、死ぬ確率99.9%。

だが──


ヒカル:「パパなら、大丈夫でしょ。だって、“ツイてる”もん!」


カナ:「洗濯物取り込んでから行ってね」


ハルオ:「OK!」



🌞決戦:太陽の中で


宇宙スーツ、ヒートスーツ、全無視。

なぜなら──


「運がよけりゃ、燃えねぇんだよ!」


・たまたま宇宙スーツのファスナーが引っかかって空気漏れを防ぐ

・謎の宇宙生物が影を作ってくれる

・人工装置設置、0.1秒の奇跡の間に成功!!


NASA:「記録上、完全に不可能だった……」



🏠帰還:ただいまって言える場所


世界は救われた。

ヒカル:「おかえり、パパ」

カナ:「あんた、宇宙行く前に牛乳飲みっぱなしだったわよ」


そして、近所のおばちゃんが言う。


「根岸さんち、どこまでツイてんの?」


俺は笑って言うんだ。


「……これが“家族”ってやつだろ?」



🎉エピローグ:世界英雄列伝にて


世界中の歴史書に刻まれた名前──


「根岸ハルオ。

世界最弱の男にして、

世界最強の“運”を持つ者」


石碑の下に、小さく書かれていた。


《最終勝利条件:たまたま》



🌟完結:『ツイてるだけのボクサー』


すべては偶然。でも、すべてを守った。


拳より、ツキが強かっただけのヒーロー。

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ツイているだけのボクサー 稲佐オサム @INASAOSAMU

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