第13章「パンチより、心で伝えたい」
試合後。
僕はカナさんの病室で土下座。
「…俺、運ばっかに頼ってて、ごめん。でも今回は、本気で好きだって伝えたくて…」
しばらく沈黙したあと──
「……ハルオくん。あたしも好き。付き合ってやるわよ、運ナシでも」
!!!!!
運ナシでも告白成功!!!
この瞬間、何かが──変わった。
⸻
🥇最終R:運は、運ぶと書く
その後、僕はまた運が戻ってきた。
• 世界戦では、相手のグローブが爆発(なぜ)
• 表彰式では、花束の中から金メダルが出てくる(なぜ)
• カナさんとのデートでは、突然飛行船に乗れる(なぜ)
でも今は、もう怖くない。
「俺は、“ツイてるだけ”じゃなくなった。信じたい人がいるから、拳を握れるんだ!」
⸻
🌟エピローグ「ツイててもツイてなくても、俺は俺だ」
結婚した。
娘が生まれた(産声で僕のグローブに頭突きしてきた)。
ボクシング界の“運の伝説”として名を残した俺、根岸ハルオ。
でも、娘が泣いたときにカナさんが言った。
「運じゃなくて、愛で抱きなさいよ」
……はいっ!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます