『ツイてるだけのボクサー』第9章
「恋は、運じゃ殴れない」
⸻
「カナさん!この後、ちょっとだけ…一緒に…メシとか…どうすk」
\ガシャーン!!/
背後で落ちた看板が、通行人をかすめて避け、僕の顔面に命中。
鼻血まみれで横たわる僕に、カナさんは一言。
「…ほんっと、アンタらしいわね」
⸻
次の日。僕はカナさんに呼び出され、まさかのデートへ!
ボクサーとして、いや運の塊としての俺の実力を見せるチャンス!!
だが…
• カフェに入れば、満席→「たまたま」カップルが席を立つ
• 映画館では、席がない→「たまたま」隣の人が腹痛で退席
• スイーツ店では、売り切れ→「たまたま」在庫の最後の一個が発見される
「……ちょっと怖いんだけど」
カナさんが本気で引いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます