【第7章:恋とパンチとソース顔】

大会の裏で、僕はある女性と出会う。

彼女の名は高槻カナ、ルポライター。


「あなた、今までの戦歴、全部事故じゃないですか」

「そこを暴こうとしてるでしょ!?俺の勝ち方に触れちゃいけないんですよ!」


しかし彼女は僕に近づき、徐々に心を開いていく。

僕も、事故ではない“普通の関係”に惹かれていった。


そんな中、カナが巻き込まれる事件。

駅で不審者に絡まれた彼女を、僕がかばう――


「やめろッ!」


バナナの皮で足を滑らせた僕が偶然回し蹴り状態になり、

不審者のあごを正確に打ち抜いてKO。


「……え、カッコよかった…」

「俺、今バナナに感謝してる」

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