恐怖の詩集
深夜 幻夢
ー逢魔が時ー
空が夕日に赤く染まる頃
何時もと同じ帰り道
「こんにちは」とすれ違った人は、誰だっけ?
この建物 こんな色だったっけ?
気付いてはいけないよ
考え過ぎてはいけないよ
血のように赤い色をした空は
別世界
声を掛けられても
返事をしてはいけないよ
振り向いてはいけないよ
何時もと違う何かに気付いた時
もう…戻れない
どんなに願っても
元の世界には戻れないよ
ほら、魔物が口を開け待っている
今日も誰かが迷い込んだ
二度と抜け出せない
誰もが出会う逢魔が時
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます