星河に一望をかけて

凜花

プロローグ

水晶のような青い星で、その子は音もなく静かに生まれた。

星河の静寂に祝福されて、少女・結衣はこの世に生をうける。

銀色のペンダントを胸元に光らせながら、まだ自分の運命も世界の秘密も知らずにただひたすらに眠る…。

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