学生時代に「ガイジ」(ガイ〇ポイント)という略称をサークル内で流行らせたら臭い善人に注意された、と何故か仕事垢で愚痴った木古おうみ。
この投稿から4か月後に共通の友人を介したご本人が登場し、数々の悪事が暴かれていく展開は、リアルタイムで見ていても面白かった。
まず障害児支援ボランティアをしながら差別用語を流行らせ、重度知的障害の妹を持ったヤングケアラーにそれを注意された事を逆恨みし、9年間ネトストと誹謗中傷を続けた陰湿さが凄い。
商業作家として活動しているにも関わらず、仕事垢で普通に「ガイジ」の差別用語を用いた時点で、倫理観の根本が欠落した人間なんだとわかる。
そうでなければ仕事垢でテンプレ謝罪と同時に、裏垢で「知恵〇れには謝らない」と言い切ったりしない。やまゆり園事件の日に。
木古おうみ曰く「親の金で遊びに来て目覚めちゃった」ハンセン病資料館への揶揄と侮蔑、生き物苦手板で拾った画像でワナビに嫌がらせしていた件といい、少年漫画板で呪術を暴言sageしながらわざわざ帯あり帯なしの2種の表紙を貼って自著をステマしていた件といい、こんな痛々しい人物がなぜこれまで放置されていたのか疑問。
カクヨムホラーランキング上位に君臨し続ける人気作家らしいが、彼女と長年相互であるはずの同業作家が誰一人差別的な言動を問題視せず、一緒に笑い合い盛り上がっていた現実には、障害の当事者でありペットを飼っている人間として絶望さえ覚えた。
芋蔓式に判明した草森ゆきや小紫、芦花公園の暴言も酷い。ましてや芦花公園は澤村伊智の「ずうのめ人形」と矢樹純の「べらの社」から盗作までしてるというではないか。
ホラーには作者の倫理観が求められる。
書き手が真性の異常者だったら安心して作品が読めない。
自己保身に走り今回の炎上を見て見ぬふりするカクヨム作家(主にホラージャンル)が圧倒的に多い中、木古おうみに毅然と抗議した「右園死児報告」の真島文吉や、一連の経緯を整理して総括する月這山中の気骨には敬意を表す。
結果として木古おうみの新刊は発売中止になったものの、利益主義のKADOKAWAの事だから、炎上が鎮火したらまた出すのではと疑っている。
このレビューは削除覚悟で書いているが、投稿後に消されたら上記の答え合わせだと思ってほしい。