日日是口実

梅ノ木桜良

第1話 創作について

 えー、これはエッセイ、ですかね?


 こういうの書くの初めてで慣れてないんですよね……。


 一応、私が普段の生活の中で思ったこと考えたこと感じたことを書き連ねていくだけの企画(?)なんですが。


 うーん。


 何書こうかな。


 …………創作論でも書くか。初回だし。


 創作論というか、私の小説の書き方というのを書いていこうかなと思います。


 私の場合、と限定しますが、私が小説を書き始める時には二つのパターンがあります。


 まず一つ。自分の感情や思考、経験などからキャラや物語を生み出していくパターン。


 二つ目は、他の創作物などからインスピレーションを得てそこから物語を紡いでいくパターン。


 一つ目のパターンだと、自分が今その感情になっていないと書けないことが多いですね。


 例えば、恋愛していて頭が恋一色になっていないと甘々恋愛小説は書けないですし、失恋して沈みこんでいるときでないと失恋小説は書けなくなります。


 そういう感情になっているからこそ、ある程度登場人物の感情をリアルに書けるということもあるのですが。


 そういう時の小説の主人公というのはおそらく私の分身なんですよね。自分から切り取ったというか、特定の感情だけコピペしたというか。何はともあれ、その主人公を構成する感情が自分の感情と同一であることは確かですね。


 二つ目のパターンだと、他の小説やマンガを読んでいたり、音楽を聴いていたり、テレビを見たりしているときなどにふっと物語の種が降ってくることが多いですねぇ。


 私がアイドルについて書いた「夢と希望と理想の奴隷」とかはこのパターンで書いた小説なんですけど、これはYOASOBIの「アイドル」を聴いて「推しの子」を読んでいる時に思いついて一日で書き上げた作品なんですよね。


 なので、違うキャラで書こうとしているのになんか元としているキャラや元としている話が後ろに透けて見えるような作品に仕上がることが結構あるんですよね……。 そういう場合書き直ししてるんで、結局最初に書きたかった内容からズレたりってことも多くあります。


 まぁこんな感じで書いているんですけど、どっちの方式でも小説が浮かんで来ないときがキツくて。


 何も書けなくなるんですよね。


 本当に何も書けなくて筆が進まなくなるんすよ。


 スランプって言うんすかね。


 まぁ小説を書くっていうのはどういう書き方にせよ自分を削ってることには変わりないのでスランプ挟まないとたぶん死ぬから仕方ないことではあるとは思ってるんですけど。


 だとしても、書きたいって気持ちがある中で筆が進まないときの気分は本当に気持ちが悪くて嫌になります。あれも書きたい、これも書きたい、でも何故か書けない。そんなのが続くと数ヶ月とか場合によっては年単位で何も進まないってこともザラにあって。


 と言っても私が小説書き始めてからまだ五年くらいしか経ってないんですけどね。何を一丁前にスランプとか言ってんねんって自分でも思ってるんですけど陥っちゃうんすよね。


 だからなのか分からないですけど、私がこれまで完結させられた小説ってほとんどが短編で。一日か二日あれば書き上げられるような文量の作品しかないんですよ。


 しかもそういう作品って大抵何かからインスピレーションを受けて書いたものなんですよね。結局、色々苦しみながら書き進めてる小説よりも、一瞬の閃きから生まれた小説の方が読者の方からの評価も良かったりするんです。


 正直頑張って書いたものの方が評価されて欲しいという理想はあるのですが、その反面、私の感覚というか感受性はまだまだ捨てたもんじゃないなとも思えてくるのでなんだか不思議な感じがします……。


 結論:面白い小説を書き続けたい!!!

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