この物語に登場する者は形は違えど皆「敗北した者」達である。
大抵の場合敗北とはそれ即ち死に他ならない。しかしそれは長い苦闘からの解放であり、一種の救済と呼ぶべきものではないか?
しかしこの物語の登場人物はみな救済からあぶれてしまったのである。
一度死んだ身でありながら、生きなければならない、生きる為に戦い続けなければならないのである。
しかし私は一度「死んだ」者が如何に生きようと意を決して「生」に挑むか、この矛盾こそが38億年続いた生命の本質でないかと思う。
さぁ捲土重来の旗印は掲げられた!彼等に如何なる救済が訪れるのか、しかと見届けようではないか。