半妖白狐と契約婚〜旦那さまは神使の末裔〜『契約嫁』の作る〈鎮めの手料理〉は妖を救う!?

ナツガタリ25コンテストは辞退しました。

現在、見直し改稿中。
少しずつ公開します。

♢♢♢

(時代設定は終戦から五年後(昭和25年)としています)

望月(旧姓)璃夜(もちづき りよ)(十八才)は、妖が起こしたとされる火災(怪異)をきっかけに、炎の中から助け出してくれた傅雲蒼玥(つくもそうげつ)と契約婚をすることになった。

政府の秘密組織『妖類 怪異 追獲部隊』に所属しているという蒼玥は璃夜に言う。

「僕の結婚相手はね、普通の女性じゃだめなんだ。君みたいに異能をもってないと。それも特別な力をね」

「とくべつ？でも私、あやかしとか見えるだけですよ？」

火災の影響で〈忘れてしまった大切な記憶〉がある璃夜だったが、どうやらその記憶が『特別な力』と関係があるらしい。

「僕のお嫁さん…続きを読む