和洋折衷の新しい陰陽師をご覧あれ。

主人公であるルシアの前世は陰陽師なのですが、調伏しているときの様子がとにかくかっこいいです。
特に「一切合切、お見舞いいたしましょう!」の決め台詞。めちゃくちゃ好きです。

お見舞い係として働くことになってから大きな陰謀に巻き込まれていくのですが、心配にはなるものの不思議なことに不安がないんですよね。
というのも、近衛騎士のジョスランと、宰相補佐官のクロヴィス、式神のもふもふヒスイがすごく頼りになるというのもあるのですが、ルシアの場を切り抜けるための機転を働かせる力がすごい。
だから、何が立ちはだかってもこの人達なら何とかしてくれるのではと。

また、ジョスランとルシアの関係性もたまりません。剣凶と恐れられるジョスランがルシアにぐいぐいといく様子がおいしいです。非常においしいです。
そこにクロヴィスも参加していて、こういうことになるといつもしっかりしているルシアがわたわたと慌てふためくのが可愛い。

改稿版のお見舞い係は見どころがたくさん。
一度読んだことがある方も、新鮮な気分で読めること間違いなしです。

皆様もぜひ、読んでみてください。

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