硝子の夏

Rie

— 閉じた季節 —

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さよなら あのひと


細いマストは 風を受けて鳴る

もう見れない ブロンズの肌

思い出が痛いけど

もう会えぬ あの人に

届きますように 空を伝う便り


人の流れが かすむ交差点

気配だけが 立ち止まる

いまは急いで すり抜けるように

夢を閉じた 私だけのファイル


削れた時間のページにも

眩しさだけが まだ残る

いまは急いで 街のざわめき抜けて

胸のノートに 鍵をかけるの


あの夏を心にしまって



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硝子の夏 Rie @riyeandtea

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