うちは丸くて、きれいな

 うちは丸くて、きれいな水晶に手をかざす。


 水晶をのぞき込んでる、おねえさん。


 「あれ?わたし?」


 「え?」


 「じゃないわ...妹のほうだ?!」


 「え?妹さん?」


 「あの...わたしの双子の妹ですね!...でも女子なので、おかしいですね〜?!」


 「いえ...女子で当たってます...ありがとうございます」

 お礼を言って、占いの館を出た。


 「うわ〜、その子の名前、聞いとくんだった〜、ま、いっか」

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