第22話王の従者よ

終盤エリアを行くレーサーたちに狭い住宅街のL字型コーナーへ突入です!

アアアアアアアア!ハラキリィイイイイイ!

黒川海斗と岩永に接近したアアアアアァァ!


黒川 「なんだとオオオオォォォ!??」

伊藤「そうだった_!!たしか86は___....!」

吉田「ホイールベースの差だな_....。動きの切り替えが速いんだ。

それによってオーバーハングの短さが変わる。


__...これぞスプリンターだな...昔の86を思い出す__!

そのまま突っ切れ!86!まだ俺に勝負できるぞ!」


後方から追いつきそうだった柳津も目を疑うほどだった__。

軽く素直でしなやかなコーナリング。

エントリー、ボトムも完璧。

ライン取りもドライビングテクニックでは神のような存在__。

そう感じて目を運転しなからゆっくり開いた__。


柳津「あれが__腹切カナタか!??」

伊藤「そうだ!あれこそカナタの__腹切カナタの本当の力!!」

吉田「まさに王の従者のようだな.....

相棒の彼女そっくりだ.....。どこかストイックでそういう生意気なところ。」


シュルッ!シュルルーウゥゥゥゥゥー....

腹切カナタが黒川海斗に並んだアアァァ!!


その瞬間だった!黒川がカナタの86にぶつけようとする時だった_。

ズルして先を走っていた岩永が横道からきて間一髪でカナタはEVO9MRを交わした__。

もしぶつかっていたら大惨事だっただろう__。


ドギャアアアァァァァアァ!!!

アアアアアアアアッットォォ!!

岩永アキラと黒川海斗がクラアアアアァァァァァァシュウウウ!!!


岩永「こちら、岩永!こっちは車も無傷だー!!」

ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!

黒川海斗の黒いEVO9MRが大破アアアアアァァァ!!


その周辺には大量のスリップ専用ジェルが配置されていた。

それに察したカナタや伊藤らはそれを避けてコースを進む__。


......黒川海斗リタイヤアアアァァァァ!!


黒川は、とてもアタマいっぱいな気持ちを抱えて黒い車から離脱した__。

黒川「くッソォ!!アイツウゥゥ!おれにわざとぶつけやがったな!

おまけにトラップも!」


なお、この事件がきっかけで黒川が今後、最悪の形へ変貌してしまうのであった__。

__しかし、岩永がまた忽然と消えてしまう__。


1 吉田ノリアキ NSX NA1

2 腹切 カナタ トヨタ86(赤)

3 岩永 アキラ GTR R35 (どこいったオラ)

4 柳津 雄介  BMW M4

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