一度手に取ってみて下さい。

時代劇、つまり舞台は日本で刀やお侍さんが出てきます。
読んだ感覚としては(読者側)ラノベではなく文学よりでかちっとした文章です。
時代劇の小説をあまり読んだことが無いので素人目線ですが、登場人物の喋りや描写、文章と文章の間を開けてくれているとか、手に取りやすいように作者様の配慮がすごく見えます。
お箸とお尻とそこから連想されるものが登場したりするのですが、最初読んだ時に「ここは笑う所なのだろうか(作者様としてはギャグとして読者に感じて欲しいのか)」という点が心の中に生まれました。(主人公とご友人の関係性大好きです)がその気になった点も、物語の運び、語り手の上手さで気にならず、最後まで楽しんで読み進められました。
登場人物を魅力的に魅せられているとか、会話文いいなとか、戦闘シーン短いのにこんなに頭の中にイメージ出来るなんてすごいなぁとか書き出したらキリがないんですけれど。定期的に訪れて読み進めていたんですが、離れていても、再び続きを読み始めた時にすぐ物語の中に戻って来られるんですよね。最後はすごく納得のいくと言うか主人公カッコイイ!で終わるのも素敵でした。
このレビューに書いたことすべて含めまして、伝えたい、レビューをしたいと思いましたので書いてみました。
ジャンル的にちょっととか、最初読んでみたけど難しいとか色々あると思うんですけども。だからこその魅力があって、「こういうのもあるのか」と目からウロコな、得られるものがあるかもしれません。どうぞ一度手に取ってみて下さい。

をはちさん、完結お疲れ様でした!