奪い奪われ、死ぬか生きるか。

荒廃世界というテーマに沿った静かな文体に、非常にこの作品の世界に引き込まれます。
序盤から結構な人数が登場しますが、それぞれの個性を非常によく書き分けられていらっしゃって読みやすく、やはりキャラが引き立つゆえ面白い！　と素直に思いました。

ポストアポカリプスが好きというのもありますが、”なにか”が起こる寸前の不穏な空気観の表現がとても上手な作品だと思います。

この先、どうやって生き抜いていくのかとても気になります。
すてきな作品をどうもありがとうございました。これからも頑張ってください、応援しています。