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　次は左から三番目の小アルカナ　カップの2についてです。

【カップ】聖杯のカード、カップです。

　このカードには、男女が向かい合い、お互いのカップを差し出している場面が描かれています。

　頭上には医療や癒しの象徴であるカドゥケウス（ヘビと翼の杖）と獅子の頭が浮かび、心と心のつながり、バランスの取れた関係、癒しや契約を意味しています。

　感情や愛情のやり取り、信頼関係の始まりを象徴するカードです。

　カップの2（Two of Cups）

　■ 概要

　カップは「感情・愛情・人間関係・心のつながり」を象徴するスート（組）です。

　その中で「2」は、“関係性・交流・調和”などを表し、カップの2は、心と心が響き合う瞬間や、お互いを認め合う関係のはじまりを示しています。

　恋愛だけでなく、友情、パートナーシップ、ビジネスなど、あらゆる人間関係において信頼と調和がキーワードとなります。

【正位置】Two of Cups（正位置）

　◆ キーワード

　愛情の交流

　相思相愛

　調和のとれた関係

　絆の始まり

　信頼と理解

　◆ 全体的な意味

　心が通じ合う人との出会いや、すでにある関係の中での深い結びつきを意味します。

　お互いを尊重し、対等で誠実な関係を築けるタイミングです。

　愛情だけでなく、友情や信頼、ビジネスのパートナーシップにも良い影響があるでしょう。

　心を開き、素直な気持ちで向き合うことが大切です。

　◆ 恋愛での意味（正位置）

　新しい恋が始まる可能性

　相思相愛の関係

　信頼と絆が深まる

　お互いの気持ちを大切にすることで関係が安定する

　★ポイント：見返りを求めるのではなく、自然な気持ちで関わることが愛を育てます。

　◆ 仕事での意味（正位置）

　信頼できる協力者との出会い

　良好な人間関係が成果につながる

　対等なパートナーシップ

　契約や協業の成功

　★ポイント：人とのつながりが大きな力になる時期です。感謝と誠実さを忘れずに。

【逆位置】Two of Cups（逆位置）

　◆ キーワード

　気持ちのすれ違い

　不調和な関係

　一方通行の愛情

　感情的な衝突

　信頼の揺らぎ

　◆ 全体的な意味

　本来なら心が通じ合うはずの相手との間に、ズレや不安が生じている可能性があります。

　気持ちの温度差や誤解が関係に影を落としやすい時期です。

　無理に関係を進めようとすると、かえって傷つけ合うこともあるため、まずは冷静な対話と理解が必要です。

　◆ 恋愛での意味（逆位置）

　愛情のすれ違い

　相手に気持ちが伝わらない

　関係がうまく進まない・停滞する

　依存的な関係や感情の不安定さが問題に

　★ポイント：気持ちを押し付けるのではなく、相手の立場や感情を丁寧に理解することが大切です。

　◆ 仕事での意味（逆位置）

　チームワークや人間関係の不和

　連携不足によるミス

　契約や交渉の不調

　信頼関係のトラブル

　★ポイント：周囲との信頼を取り戻すには、丁寧なコミュニケーションが必要不可欠です。