『鑑定』がゴミだと勇者パーティを追放された俺、辺境で伝説の道具屋を開いたら、最強の女剣士と元聖女に懐かれて幸せなスローライフを満喫中

藤宮かすみ

アル

本作の主人公。スキルは『鑑定・解析・合成』。表向きはただの『鑑定』スキル持ちだが、その本質は万物の構造から真の価値、最適な組み合わせまで見通す規格外の能力。Sランクパーティ『太陽の剣』では、その地味さから貢献を認められず、勇者ガイに追放される。気弱に見えるが芯は強く、自分を認めてくれる仲間のためには全力を尽くすお人好し。辺境の町「フロンティア」で道具屋を開き、その人生を大きく変えていく。

リナ

ヒロインの一人。二つ名は『狂戦士』。大陸最強クラスの天才的な女剣士だが、呪われた魔剣の影響で力を制御できず、周囲から孤立していた。アルに呪いを解いてもらったことで、彼に心酔。用心棒として彼の側にいることを決める。普段はぶっきらぼうで口数が少ないが、アルの前では不器用な優しさや乙女らしい一面を見せる。

セラ

ヒロインの一人。元・聖女。かつては聖なる力で多くの人々を癒していたが、力の源である『聖杯』を騙し取られて力を失い、教会から追放された。辺境の町で絶望の日々を送っていたが、アルが作った『人工聖具』によって力を取り戻す。彼の優しさと誠実さに惹かれ、仲間となる。慈愛に満ちた穏やかなお姉さんタイプで、アルたちの精神的な支えとなる。

ガイ

Sランクパーティ『太陽の剣』のリーダー。職業は勇者。目に見える派手な力こそが全てと信じる脳筋タイプで、アルの地味な貢献を全く評価せず「寄生虫」と罵って追放した張本人。傲慢でプライドが異常に高く、自分の非を認めることができない。アルを失ったことで、パーティもろとも転落していくことになる。