芽生えた生き抜く決意と恋心

日の一族と月の一族。
安寧秩序のために力を授けられたというのに、いつしか日の一族が月の一族を虐げるようになた。
それは「月の御子」である詩乃も例外ではない。
姉の命を奪った「日の御子」の宗一郎に嫁がされてしまうのだ。
追い詰められた詩乃が取った決断。その先で出会った龍神の洵。

利用され続けるしかなかった詩乃だが、洵との出会いで変わっていく。
いや、己の力を受け入れ、さらに前へ進もうとする。
その成長や芽生えたばかりの心など、読めば読むほど二人を応援したくなります。
是非、この二人の逃避行を読んでみてください。