HSPのリアルを知れる純文学
- ★★★ Excellent!!!
HSPは理解されにくい。
「3文字の英語に抵抗がある」「よくわからない」「かっこつけ?」「おおげさでしょ」などと思われるかもしれない。
「繊細、考えすぎてしまう、傷つきやすい」
そう言ってしまえば、ひどく凡庸に聞こえる。悩むことくらい誰にでもあるでしょ、と。
友人との少しの会話から、ここまで深く考えてしまう――主人公は充分すぎるほどのHSPなのでは?と思いました。
内省が深く、表現も巧みで、非常に読みごたえがあります。
ぜひ堪能してみてください。